初めての保育園から渡される連絡帳、書き方がよくわからなくて何を書けばいいの?
と悩みますよね。
慣らし保育も始まり、初日から焦ることも多いでしょう。
2児の母で現在も連絡帳を書いている元保育園園長のぴょんすけが例文なんかも紹介していきます!
- 初めての保育園から渡される連絡帳の書き方
- 初日や慣らし保育期間中の連絡帳に何を書くか
- 保育園から渡される連絡帳の様々な場面の例文
ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
保育園連絡帳の書き方が初めてで何を書く?
家での様子を書けばいいみたいだけど、どういうことを書けばいいんでしょう?
結論から言うと書き方は自由です!
普段気になるこどもの姿・保護者が不安に感じていること等を書いてみるのも良いです。
保育園を待ち遠しく思うこどもの姿、または体調面なんかを書いても良いですね。
書き方のポイントとしてはいくつかあります。
- 伝えたいことをわかりやすく書く
- 保育士と気持ちが共有できるように書く
- 重要なことは具体的に書く
一つずつ見ていきましょう。
伝えたいことをわかりやすく書く
連絡帳を書く欄は意外と小さく、文字数を多く書くことはできません。
そのため、いかに端的に伝えたいことをわかりやすく書くかが重要になってきます。
例えば、
今日の夕飯はハンバーグと味噌汁とサラダとご飯でした。
ハンバーグが気に入り一生懸命食べていました。
味噌汁とサラダはあまり食べませんでした。
ご飯は少し残しました。
端的とは言えますが、少し業務連絡っぽく感じます。
なんとなく情景は描けますが、どうしてあまり食べなかったのか等がよくわかりません。
では、こちらだとどうでしょう。
今日の夕飯はハンバーグと味噌汁とサラダとご飯でした。
中でもハンバーグが気に入り、フォークを使って一生懸命食べていました。
味噌汁とサラダは苦手な野菜が入っていたからか、あまり食べませんでしたが、少し食べる約束をすると頑張って食べてくれました。
フォークを使って食べられたことや、苦手なものがあったからあまり食べられなかったというのがわかります。
また、「少し食べる約束を…」
の文では保護者とこどもの関わりがわかります。
こういったエピソードがあれば、保育士も同じように接することを意識します。
端的と言っても業務連絡にならないよう、相手に伝わる文を心がけると良いですね!
保育士と気持ちが共有できるように書く
読んでいる保育士と気持ちが共有できるように書くと、こどもに対して家庭と同じ対応ができるんです。
例えば、
靴を一人で履くと言ったので、しばらく見守っていると本当に自分で履けました。
とても嬉しかったです!
本人もとても嬉しそうでした。
まだ難しそうなところはありますが、少し見守ってみようと思います。
と記載すれば、こどもと保護者が嬉しかった様子もわかりますし、保育士も嬉しくなります。
見守っていれば一人で靴を履けることがわかり、保育士たちも同じように対応しようと思えます。
こどもが一人で履けた時は、保護者と同じように一緒に喜ぼうと思えるのです。
こどもに対し、保護者と同じ気持ちで接することができるのは保育士としても嬉しいんです!
重要なことは具体的に書く
時には体調不良を起こしたことや、家庭で起こったことで重要だと思うことを連絡帳に記載する場合もあります。
保護者が重要と感じたことは具体的に、また保護者がどう思っているのかを書くと良いです。
例えば、
昨日、寝る前に少しお腹が痛いと話しました。
様子を見ましたが、その他は特に変わった様子はなく、元気に過ごしています。
変わった様子があればお知らせください。
と記載すればどのタイミングで体調不良を訴えたかや他に症状がないか等、具体的なことがわかります。
「変わった様子があればお知らせください」
の文で保護者が心配している様子や気にかけていることも伺えます。
この記載があるから保育士はこどものことを1日、丁寧に注意深く見れるのです。
また、何事もなければ帰りに変わった様子はなく、元気に過ごせていたことを伝え、保護者に安心してもらえます。
保育士たちが連絡帳を読むのは全員の登園が落ち着いてから、ということもあります。
体調不良に関しては、朝の受け渡しの際にも保育士に伝えるようにしましょう!
体調不良とは別に、家庭で起きた出来事で気になる時も連絡帳に記載すると良いです。
昨夜はお父さんと寝ると言っていたのに、お父さんの帰りが遅く泣きながら母と寝ました。
朝も早くお父さんが出ていってしまったため、会えずに機嫌が悪いままです。
保育園の方でも様子を見ていただけると嬉しいです。
連絡帳に記載があるだけで、保育園の方でも意識して関わりが持てます。
『保育園で機嫌が悪いのも、昨日のことを引きずっているのかな?』
と保育士が気かけることで関わり方や心のケアに努められます。
こどものためにも、家での様子がわかる連絡帳を書くのが大切だと言えます。
保育園連絡帳書く必要ある?
保育園から渡された連絡帳は書いた方が良いと言えます。
保護者の方はとても忙しく、連絡帳を書く時間さえ惜しいと思うのは素直な思いですよね。
ぴょんすけも日々やることに追われ、連絡帳を書き忘れることはありました。
幼児クラスと呼ばれる、3歳児クラス以降になると連絡帳の記入をしなくなる保育園がほとんどかと思います。
理由としては、こども自身の口で日常の出来事を話すようになるからです。
つまり、連絡帳は自分のことや日常のことを上手く伝えられない子どもたちのためのツールなのです。
これが嬉しかった、楽しかった、嫌だった、と上手く自分自身で伝えることができないこどものために保護者が代わりに伝えることで、
保育園でも家庭と同じように過ごしていけるようになります。
過ごす場所は違っても、こどもは変わりません。
保育園でも家庭でも、そのこどもがその子らしく過ごせることが一番です。
時には忘れてしまったり、書くことが見当たらないと思うこともあるでしょう。
それでもなるべくお子さんと過ごした時間を思い返し、書いて欲しいと思います。
保育園連絡帳の初日や慣らし保育の時は何を書く?
初日や慣らし保育期間中は子どものことがわかるエピソードを書いてみると良いでしょう。
初日はこども・保護者・保育士、全員初めての関わりです。
入園面談などで事前にこどものことを伝えたとしても、実際どのような行動をするのかはその時になってみないとわかりません。
初めは保護者と離れることや保育園に慣れることを子どもたちの目標において関わっていきます。
こどものことが少しでもわかるエピソードがあれば、上手く気を紛らわせることができ、落ち着いて過ごせるようになるかもしれません。
例えば、
本日からよろしくお願いいたします。
家では〇〇ちゃんと呼ぶことが多く、音の鳴るおもちゃが好きです。
歌も好きで、歌うと体を揺らしてリズムを取っています。
楽しく過ごせると良いです。
好きなおもちゃや遊びを書くと関わりのヒントになります。
こどもの“好き”が見つかると『悪いところではない』
とわかってきます。
慣らし保育中では、保育園で遊んだことや食事の様子が書かれて返ってきます。
中には「お母さんを探すように泣いていましたが、気持ちを切り替えて遊ぶこともできました」
ということが書かれることもあります。
そういった連絡帳に対して素直に感じた感想な等を添えるのも良いでしょう。
ずっと泣いているのではないかと不安だったので、少し遊べたとのこと、嬉しく思います。
今日も遊べたら嬉しいです。
家でも「明日は保育園で何をするかな?楽しみだね」
などと話しています。
保護者の思いにも保育士は寄り添ってくれます。
寂しい気持ちと頑張って欲しい気持ちの入り混ざった複雑な気持ちは、この時にしか味わえない気持ちですよね。
保護者の方も保育士にたくさん甘え、気持ちを聞いてもらいましょう。
保育士はこどもの成長を一緒に支える大人です。
信頼関係を築くためにも思ったことはなんでも話せると良いですね。
保育園連絡帳その他の例文紹介!
連絡帳のネタが思い浮かばない時や週末の様子など、いくつか例文をあげていこうと思います。
よろしければ、参考にしてください!
- 昨日は疲れたのか、家に帰って全てのことを終えると自ら布団に入っていきました。
朝までぐっすり寝ています。 - 家に帰ると「まんま」とご飯を催促していました。
急いでご飯にすると嬉しそうに食べ、おかずをおかわりしていました。 - 家に帰ってからもご機嫌な様子でにこにこしています。
パパに抱かれると更ににこにこし、つられてパパにこにこしていました。
- 週末は家族で公園に出かけました。
滑り台が上手に滑れるようになっていて、驚きました! - 週末はおばあちゃんのお家に行きました。
たくさんのご馳走を出してもらい、よく食べていました。
今日はうんちがたくさん出るかもしれません。 - 週末、出かけた先で走った勢いで転び、左膝を擦りむきました。
痛くて泣いていましたが、大好きな犬を見つけるとケロッとしていました。
擦りむいたところはもう気にしていないようです。
- 最近なんでもイヤイヤと言い、泣いて手がつけられません。
どうして良いのかわからず、落ち着くまで待つようにしています。
保育園ではどうでしょうか? - つかまり立ちをするようになり、危ないことが増えて怖いです。
少しも目が離せずに家事などが進みません。
どうしたら良いのでしょう? - 保育園では苦手な野菜も食べているようですが、家では食べません。
何かコツがあるのでしょうか?
こどものかわいいエピソードや様子が聞けると保育士たちも嬉しく、またこどもの新しい一面を見ることができて楽しいんです。
かわいいお子さんの自慢話、ぜひ保育士たちにも聞かせてくださいね!
まとめ:保育園連絡帳の書き方が初めてで何を書く?
保育園から渡された連絡帳の書き方が初めてで何を書く?
初日や慣らし保育の時など例文を紹介してきました。
保育園から渡された連絡帳の書き方は自由です!
初めてで何を書いたら良いのかわからないこともあるかもしれませんが、書いていくうちに慣れていくものです。
端的にわかりやすいように書くことをポイントとして押さえておけば、伝わりますよ。
初日や慣らし保育期間中などの例文も紹介したものを参考にすると、スラスラと書けるようになります。
保育園から渡された連絡帳は子どものことを伝えるツールですが、保護者の思いも伝えられる大切なツールです。
最近はアプリを利用する保育園も多く、簡単に記入することもできます。
これから大切なお子さんを預かってもらう保育園と信頼関係が築ける大切なツールと思い、このやりとりも楽しんでください。
きっと素敵な思い出になりますよ。
入園後のお悩みに多い、保育園シリコンエプロンが禁止なのはなぜかの記事もあります。
よろしければ合わせてご覧ください。
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