赤ちゃんと一緒に外出すると「水分補給しなくて大丈夫?」
と気になりますよね。
ミルク以外の水分補給をいつからスタートさせるのが良いのでしょうか。
マグを使うことができるのか、コップ飲みはできるのかと気になることも多いはずです。
水分補給ができるようになったら飲み物は何を飲ませるのが良いのでしょう?
そんなお悩みを2児の母であり、元保育園園長のぴょんすけが解決します!
- 赤ちゃんの外出時の水分補給いつからが良いのか
- マグを使うことができるのか
- コップ飲みはできるのか
- 赤ちゃんに与える飲み物は何が良いのか
それでは見ていきましょう!
赤ちゃん外出時の水分補給いつから?
赤ちゃんの水分補給は大体、生後6ヶ月以降からが良いとされています。
ミルクには栄養と共に十分な水分を摂取する効果があり、ミルク以外の水分は必要ないとされています。
そのため、散歩などのちょっとした外出時に水分補給となる飲み物は持って行かなくても良いでしょう。
昔は風呂上がりには白湯を飲むのが良いとされていたようですが、現在はよほどのことがない限り必要とは言わないようです。
ぴょんすけ母も昔の人なので、生まれて間もない息子に白湯を用意してくれていました。
丁重にお断りしましたよ。
ですが、生後1ヶ月を過ぎた頃から水分が必要とされる場合があります。
- 赤ちゃんの唇が乾燥し、皮がめくれそうになっている
- おしっこの量や回数が少ない
このような状態がしばらく続くようでしたら、水分が足りていないと思いましょう。
ですが、初めての子どもだとその判断基準は難しいものです。
目安を一つずつ紹介します。
良かったら参考にしてください。
赤ちゃんの唇が乾燥し、皮がめくれそうになっている
赤ちゃんの唇は乾燥しやすく、上唇の中心の薄皮がめくれることは割と多くあります。
このような状態の時は一旦ベビーワセリンを唇に塗って様子を見ても良いかもしれません。
その間にミルク時間になり、水分不足とまではならない状況になることもあります。
しかし、皮がめくれ出血するような状態にまでなっていたら明らかな水分不足です。
少し口内を潤すだけでも違います。
スプーンで白湯を与えてみると良いでしょう。
それでも心配な時は哺乳瓶で白湯を10ccほどあげても良いです。
唇の状態を常に意識しておくと水分不足の状態をすぐに見つけられますよ。
おしっこの量や回数が少ない
おしっこの量や回数をアプリや紙に書いて記録するのはなかなか大変です。
それでも記録がないとおしっこの量や回数の変化がわからないという人もいるはずです。
ミルクをあげる時間は大体ルーティンで決まってくると思います。
最初のうちは3〜4時間ごとの授乳になると思います。
“ミルクの前には必ずオムツを確認する”
これだけで大体の時間とおしっこ量は確認できます。
3〜4時間の間のおしっこ量が1回目と2回目で変化が感じられるはずです。
1回目のミルク時間にオムツを確認した際、おしっこが出ていなくても焦る必要はありません。
2回目のミルク時間でオムツを確認し、それでも出ていなければ水分不足かもしれません。
このタイミングでスプーンから白湯を少し飲ませてあげると良いでしょう。
3回目のミルク時間でオムツを確認し、量が少ない・おしっこが出ていない状態であれば水分不足と言えます。
必要なミルク量をあげた後、少し白湯を足してみましょう。
基本的にはミルクでOKです!
お風呂上がりは水分不足になりがちですが、ミルク時間を逆算してお風呂にすればミルクで対応することができますよ。
赤ちゃんマグやコップ飲みはできる?
赤ちゃんがマグを使えるのは、大体生後6ヶ月ごろからです。
また、コップ飲みができるのは大体生後10ヶ月ごろからです。
あくまでも目安で個人差があります。
特にコップ飲みは個人差が大きく、1歳過ぎまで上手くできない子もいます。
唇や舌の発達に個人差があることを考慮し、時にはトレーニングが必要になることを頭に入れておきましょう。
「いつかできるようになる」
と焦らず、スプーンの上のご飯の掬い取りや腕に入った汁物を飲むことから始めましょう。
ミルク以外の水分補給が必要になってくるのは離乳食がスタートする頃からと言えます。
少しずつミルクの量が減り、水分を食事で補うようになっていきます。
しかし、お湯で作っていたミルクとは違い、食事では水分量が明らかに足りません。
食事と一緒に水分補給をすることで、必要な水分量を摂取していくことができます。
今までミルクを飲むために哺乳瓶を使ってきた赤ちゃんですが、ストローやコップ飲みを練習していきます。
マグには色々な種類があり、
- スパウトタイプ
- ストロータイプ
- コップタイプ
と分かれています。
それぞれの特徴や飲めるまでを一つずつ見ていきましょう。
スパウトタイプ
スパウトタイプは哺乳瓶と同じように容器を傾けることで中の飲み物が飲めるようになっています。
哺乳瓶と違って傾けることで穴から少し垂れるように中身が出てきます。
飲み口が哺乳瓶よりも硬いので、拒否する赤ちゃんが多いように見受けられます。
ぴょんすけの子どもたちは2人ともスパウトは全く受け入れませんでした。
最近では哺乳瓶と同じような柔らかい飲み口のものもあるようですね。
自分で傾けて飲むという点では、生後10ヶ月ごろの赤ちゃんにコップ飲みの練習として使うのは良いかもしれません。
生後6ヶ月の赤ちゃんでは自分で傾けるのはまだ難しいです。
大人が抱きながらミルクをあげる時と同じようにしないといけません。
そうなってくると哺乳瓶であげるのとさほど変わりはないのかなと感じました。
また、こぼれるなどのトラブルも多く外出先に持って行くには不向きと言えます。
お家使うことをおすすめします。
ストロータイプ
ストロータイプのマグは様々なメーカーから商品展開されており、使い勝手が非常に良いです。
少し練習をすれば生後6ヶ月からスムーズに使うことができ、2歳ごろまで長く使えます。
ストロー自体、大人になっても使うので、使えるようになっているととても便利です!
ぴょんすけがおすすめするストロー練習方法はこちらの2つ。
- ストローを刺した状態の麦茶パックを用意します
- ストローを赤ちゃんに咥えさせたタイミングで、麦茶パックを少し押して麦茶がストローから出るようにします
- 咥えたストローから麦茶が出てくるのがわかると、赤ちゃんは自然と吸おうとします
- 何回か繰り返すと、赤ちゃんが自ら麦茶を吸うことができますよ!
※小さいな赤ちゃん麦茶パックは、薬局やアカチャンホンポなどで売られています。
- リッチェルのコップでマグストロータイプに飲み物を入れます
- 蓋をしてストローを咥えさせます
- pushと書いてある部分を軽く押すと圧がかかって飲み物が上に上がってきます
- 飲み物が口に触れると赤ちゃんが自然に吸おうとします!
※取手がついていて自分で持つこともできますし、蓋を外せばコップにもなりますよ。
この2つの練習方法、数回やればすぐにストロー飲みをマスターします!
ちなみにぴょんすけの子どもたちは2人ともリッチェルのコップでマグを使って、ストローをマスターしました!
今ではコップとして自宅で活躍しています。
リッチェルのコップでマグと同じ形状のストローで、お出かけ用マグも商品展開されています。
時々、別の形状のストローマグを買ったら苦手だったのか使えなかったという声も聞かれます。
同じ形状のものであれば、お出かけ用マグにも悩むことはありませんね。
ストローマグはある程度大きくなっても使えますし、保冷できるものもあります。
使えて損のない、ぴょんすけイチオシのタイプです!
コップタイプ
コップタイプも最近は多くの種類が出ています。
マンチキンのミラクルカップが代表的ですが、蓋付きで溢れる心配もなく、持ち運びにも便利です。
ですが、飲むのには少しコツが必要になります。
飲み口部分に口を当て、傾けると中身がじわじわと口に向かって落ちてきます。
その落ちてきた飲み物を感じ、吸うことができるとうまく飲めるようになります。
飲み物を感じて吸うという感覚を掴むまで時間がかかる子も多く、普通のコップで上手に飲めるようになってから使い始めたという声もありました。
コップ飲みの練習には向いていないのかもしれません。
ぴょんすけも使ったことがありますが、水が出ているのか、うまく吸えているのかを確認するのが難しく、不便に感じて使うのをやめてしまいました。
コップ飲みが上手にできるようになってから使うのがオススメです。
また蓋が開いている状態で、長い間倒れていると中身が溢れ出ることがあるようです。
注意しましょう。
赤ちゃん飲み物は何が良いのか紹介!
赤ちゃんに与える飲み物は基本的に麦茶や水(白湯)が良いと言えます。
麦茶はノンカフェインでミネラルも含まれているため、赤ちゃんに必要な栄養素も摂取することができます。
大人の麦茶を煮出して与える時は水で少し薄めると良いでしょう。
大人の麦茶だと赤ちゃんには苦く感じ、飲むのを拒否することもあります。
ちょうど良い濃さの麦茶がわからないという方は“赤ちゃん麦茶”という名で紙パックのものなども売っていますので、チェックしてみてください。
お茶や水って味がついてないし、なんだかかわいそうだな。
生後3ヶ月から飲めるリングジュースやイオン飲料があるし、こっちの方が飲んでくれそう!
確かに味のついた飲み物の方が味覚を刺激し、飲んでくれることが多いです。
しかし、一度飲んでしまうと味のついた『飲み物しか飲んでくれない』
なんてことになりかねません。
リングジュースやイオン飲料には、糖分が含まれています。
甘い飲み物はお菓子よりも口の中にいつまでも残り、歯が生え始めたお子さんだと虫歯になる可能性が高いんです。
体調不良が続き、上手く食事が進まなかったり水分を摂ってくれない場合はリングジュースやイオン飲料は良いと思います。
普段から飲む飲み物は麦茶か水(白湯)にし、ジュースは習慣化するのは避けた方が良いでしょう。
ゆくゆくは保育園に預けることを考えているようなら尚更ジュースの習慣化は避けた方が良いです。
保育園では基本的に水分補給は麦茶になります。
麦茶が飲めないと保育園にいる間の水分補給ができなくなると思っておきましょう。
まとめ:赤ちゃん外出時の水分補給いつから?
赤ちゃんの外出時の水分補給はいつからが良いのか?
マグやコップ飲みはできるのか、飲み物は何が良いのかも紹介してきました。
赤ちゃんの外出時の水分補給は生後6ヶ月ごろからを目安にスタートさせると良いです。
それまでは基本的にミルクで水分補給ができています。
ミルク以外で水分補給は生後6ヶ月ごろから始めましょう。
マグにも色々な種類があり、コップ飲みの練習ができるものもあります。
コップ飲みは大体生後10ヶ月ごろからできるようになります。
唇や舌の発達などにもよるので、子どもに合ったタイプのマグを見つけ、外出先でも水分補給できるようにしましょう。
飲み物は基本的に麦茶か水(白湯)にしましょう!
味のついた飲み物ばかり飲むと虫歯や肥満にも影響します。
体調不良などでどうしても水分補給が難しい時の最終手段くらいに思っておくと良いです。
暑い夏は特に熱中症対策にも水分補給は欠かせません。
適度な水分補給を心がけていきたいですね。
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