保育園に入園することが決まったら、準備しないといけないものが多いですよね。
年齢が低い頃の入園となれば、食事用のエプロンも欠かせません。
「家で使っていたものを保育園用にしよう」
と考えていたら、まさかシリコンエプロンが禁止ということはないですか?
保育園のよっては手作りエプロンを用意するようお願いされることもあります。
なぜシリコンエプロンは禁止されているのでしょうか?
手作りエプロンとなれば匂いや汚れが落ちにくく、洗い方にも頭を悩ませることがあるでしょう。
- 保育園でシリコンエプロンが禁止されているのはなぜか
- 手作りエプロンでないといけない理由は何か
- 手作りエプロンが良いとされる理由は何か
- 手作りエプロンや食事エプロンの洗い方
保育園元園長のぴょんすけがあなたの疑問を解決しますよ!
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
保育園シリコンエプロン禁止はなぜ?
保育園の食事用エプロンにシリコン製のエプロンが禁止されているのには、いくつか理由があります。
- エプロン置きの場所が取られるから
- 食事テーブルに乗っかるなど邪魔になるから
- 持ち運びに不便だから
一つずつ詳しくみていきましょう。
エプロン置きの場所が取られるから
エプロン入れの置き場所が狭く、場所を取るというのは理由の一つです。
一つの例として、ぴょんすけが働いていた保育園の事例を紹介しますね。
ぴょんすけ保育園では個別のロッカーが用意され、その中に荷物を収納しています。
着替えやオムツなど、保育園で使う物の予備を入れる場所があります。
保護者の方が帰りの荷物を持っていくための袋や、自転車で来た時の子どものヘルメットを収納できる場所もありました。
保護者の方が朝準備することの中に“食事用エプロンを専用の棚に置く”というものがあります。
棚の上には小さく仕切られたボックスが2つ並び、仕切られた小さなスペースには子どもたち一人ひとりの名前とマークが貼られています。
自分の子どもの名前とマークが貼られている小さなスペースにエプロンを丸め、昼食用とおやつ用と一つずつ入れていきます。
ぴょんすけ保育園では、事例でわかるようにエプロンを入れるには小さなスペースしかありませんでした。
子どもたちの手が届かない棚の上はスペースが限られており、エプロンを入れるボックスも小さいものしか置けなかったのです。
エプロンを入れるスペースの大きさは、ハンドタオルを4つ折りにしてさらにそれを2つに畳んだ状態で入れられるくらいだったと思います。
本当に小さいスペースですよね。
これだけ限られたスペースだとシリコン製のエプロンは到底入れることができません。
指定の位置に入れられないシリコンエプロンは、保育園で禁止されることが多いのかもしれません。
実際、シリコン製のエプロンを持参した保護者さんがいました。
入らないので、ロッカーに入れておきますね。
当時ぴょんすけはまだ新人で、そのまま受け取ってしまいました。
昼食時になり、エプロンの入ったボックスを先輩保育士が子どもたちが座るテーブルに持ってきました。
はい、みんな自分のマークのところからエプロンを取っていってね。
ロッカーの中にエプロンが入っているTくんはもちろん自分でエプロンを取ることもできず、しまいには「自分のエプロンがない」
と泣き出してしまったのです。
子どもたちが自分のものを自分で取ることで、食事への意欲を高めたり気持ち作りをしていたんです。
Tくんが食事に向けて作っていた気持ちを背けてしまったことに反省しました。
一緒にロッカーに取りに行くことでTくんの気持ちは持ち直してくれました。
指定の位置にエプロンを入れる理由はこのようなためでもあったんです。
大きく場所をとるという理由もそうですが、もしかしたら子どもの気持ちのためにもシリコンエプロンは禁止としているのかもしれません。
食事テーブルに乗っかるなど邪魔になるから
保育園では、ほとんどが子どもの背丈に合った高さの椅子とテーブルで食事をするようになっています。
食事をする際は、
- 足の裏が床にペタッと付いているか
- テーブルとお腹の間に大人の拳一つ分ほどの隙間が開いた姿勢でいるか
- 背もたれにダラっと腰掛けた状態になっていないか
に配慮しながら子どもたちが食事に集中しやすい環境作りをしています。
この3つの姿勢が取れた状態で食事をするようになっています。
テーブルとお腹の間に大人の拳一つ分ほどの隙間が開いた状態になると、テーブルと子どもの距離は割と近くなります。
硬い素材でできたシリコン製のエプロンをすると、シリコンエプロンがテーブルに当たってしまい、上手く食事を口に運べなくなっていまします。
時にはテーブルの上にシリコンエプロンが乗っかってしまい、首をきつくしめてしまうこともあります。
どちらにせよ子どもの食事の邪魔になり、集中力を削ぐ要因にもなります。
そのような状態を避けるためにも、シリコンエプロンは禁止されているのかもしれません。
持ち運びに不便だから
食べ終わったらエプロンを軽く洗い、持ち帰りの汚れ物袋に入れることになります。
シリコン製のエプロンは畳めない、畳みにくいものが多く、袋に入れても場所をとってしまいます。
保護者が持って帰るのにも、他の汚れ物や持ち帰り荷物が多い中に場所をとるシリコンエプロンが入っていると少々不便に感じます。
職員たちが下洗いし、職員たちの手で汚れ物袋に入れていくということが大半かもしれませんが、時には子どもの手で汚れ物袋に入れることもあります。
子どもには持ちやすくて良いシリコンエプロンですが、袋に引っ掛かり入れづらいという難点もあります。
せっかく自分で入れようと思っていたのに、上手く入らなかったら子どもも嫌な気持ちになってしまいますよね。
ただ単に禁止されては納得いきませんよね。
子どもの動きや気持ちのこと、保育園の働きかけ等、理由がわかるとすんなり受け入れられることも多いはずです。
保育園手作りエプロンが良い理由は?
食事用エプロンが手作りのものが良いとされる理由は、子どもたちがつけ外ししやすいからということになります。
食事用エプロンを用意する際、手作りエプロンの用意をお願いされる保育園もあるかもしれません。
手作りエプロンというものは、フェイスタオルにゴムを付けた食事用エプロンになります。
子どもの「やりたい」「できる」という自我の芽生えを大切にし、食事用エプロンでもその成長を促す役割をしています。
実はこの手作りエプロン、洋服の着脱にも効果があるんですよ!
タオル製の手作りエプロンは洋服の素材と似ており、子どもの手で掴みやすくなっています。
頭から被るので、洋服を着る時の動きと似ていて練習になるんですね。
洋服ではまだ難しくても、タオル製の手作りエプロンだったら簡単に着脱できます。
タオル製の手作りエプロンを着脱することで洋服の着脱にも意欲的になり、スムーズにできるようになることにも繋がっていくのです。
自立性や生きる力が身についていく様子が感じられますね。
保育園エプロン洗い方を紹介!
水洗いしてくれるのは有り難いけど、時間が経ってるから臭いがきついのよね。
お洗濯ってどうしたらいいのかしら?
水洗いしているのは言え、食事をしたエプロンは完全に汚れを落としきれていません。
特に夏場は臭いもきつくなってしまい、洗濯や除菌方法が気になる方もいますよね。
使っているエプロンによって洗い方も違うはずです。
こういう時は先輩ママたちに聞くのが一番ですね!
先輩ママたちがどのように洗っているのか、情報を集めてみました。
娘の保育園はタオル製の手作りエプロンを使っています。
私は真っ白のタオルで食事エプロンを作ったんです。
漂白剤につけても色落ちする心配もないし、気になる臭いも除菌もできます。
うちもタオル製のエプロンを使っています。
雑菌は熱湯に弱いと聞いたので、電気ポットで沸かした熱湯をエプロンにかけて少し放置しています。
そうすると除菌になりますし、油汚れも浮くんですよ。
そのあとは洗濯機で洗っています。
私はビニール製のものを使ってる。
家でもう一回洗って、よく乾かす!
タオルなんかで拭いて、水が残らないように乾かすの。
あとはアルコールをかけて天日干し!
アルコールで除菌ができるし、乾かすと臭いが全然しなくなるのよ。
ちなみにぴょんすけは縫い目のない、EVA樹脂タイプのエプロンを使っていました。
縫い目に汚れが溜まり、そこからカビが生えることが嫌だったんですよね。
縫い目がなければカビが生える心配もありません!
良かったら参考にしてくださいね。
まとめ:保育園シリコンエプロン禁止はなぜ?
保育園ではシリコンエプロンが禁止なのはなぜか?
手作りエプロンが良い理由や洗い方も紹介してきました。
保育園でシリコンエプロンが禁止されるのは、いくつか理由がありましたね。
- エプロン置き場の場所を大きく取ってしまうから
- 食事テーブルに乗っかるなど邪魔になるから
- 持ち運びに不便だから
なぜ禁止されているのか、理由が明確になれば納得できますし、子どものためにも使うものを選ぼうという気持ちになれますね。
手作りエプロンが良いとされる理由は、つけ外しがしやすいからということでした。
洋服の着脱にも繋がっているとなれば、子どもの成長にも良い効果が発揮されそうです。
洗い方も先輩ママに聞けば、効率的かつ効果的なものを教えてくれます。
周りに聞いてみると新たな発見があるかもしれませんね。
入園後のお悩みに多い、保育園連絡帳の書き方が初めてで何を書くかについての記事もあります。
よろしければ合わせてご覧ください。
コメント