皆さんは子どもを寝かしつけする時、どんな方法で寝かしつけをしていますか?
一日中子どもといると自分一人の時間が上手く確保できず、「早く寝て欲しい」
と思うことはありますよね。
時間をかけないコツはあるのでしょうか?
寝かしつけは何歳までする必要があるのでしょう?
この記事ではこんなことがわかります。
- 子どもの寝かしつけ方法はどんなものがあるのか
- 寝かしつけに時間をかけないコツ
- 何歳まで寝かしつけが必要なのか
2児の母で元保育園園長のぴょんすけが教えます!
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
子ども寝かしつけの方法は?
子どもの寝かしつけに時間がかかって困ってるの。
何か良い方法はないかしら?
子どもの年齢によっても違ってきますが、寝かしつけの方法はいくつかあります。
- 眠りに入りやすい音楽をかける
- 絵本の読み聞かせをする
- リラックスマッサージをする
一つずつ見ていきましょう。
眠りに入りやすい音楽をかける
赤ちゃんから1歳児くらいまではお母さんのお腹の中の時にいた音、つまり胎動音が一番落ち着くと言われています。
最近ではユーチューブや音楽配信サービスにも探せば胎動音を流すことができます。
また、胎動音に似たドライヤーの音・昔のテレビにあったザーザー音もあります。
これらをホワイトノイズとも言います。
新生児のうちから何をしても泣き止まず、赤ちゃんが上手く眠れないという時にも使える音です。
大人にとっては少々耳障りに感じてしまうかもしれんが、赤ちゃんにとっては心地良いのです。
少しうるさいと感じるくらいに音を上げると、より胎動音に近く感じ落ち着いて眠りに入ることができます。
ぴょんすけはスマホやタブレットを利用し、赤ちゃんの耳元で聴かせていました。
聴かせるだけでピタッと泣き止み、いつの間にか寝ていることが多かったです。
1歳を過ぎると胎動音よりも他に興味のある音や音楽ができてきます。
子守唄でも『きらきらぼし』のようなゆったりとした音楽を好む子もいれば、
『アンパンマンのマーチ』のようにワクワクしそうな音楽を好んで眠りに就く子もいます。
子守唄を歌う場合は、自分の子はどんな歌が眠りにつきやすいのか探してみてくださいね。
先ほど話したホワイトノイズに近い音を口を使って出しても効果的です!
静かにして欲しい時に「シー」
と口から息を吐いて音を出しますよね?
あの感じで、「シーシー」
と音を出してみましょう。
これがハマって寝る子も多いんですよ。
保育園のお昼寝では2歳児クラス頃まで、オルゴールなどの音楽をかけて寝る場合もあります。
音楽をかけることで“寝る時間だ”ということがわかり、子ども自ら眠りに就くこともあるんですよ。
絵本の読み聞かせをする
1歳ごろから絵本に興味を持ち始め、自らペラペラとめくってじっと見つめる子どももいます。
読み聞かせをすると絵本を見ながらしっかりと耳を傾け、興味を持つ姿があれば寝る前に絵本を読み聞かせるのも良いでしょう。
絵本の読み聞かせ、実は子どもにとってすごい集中力を使うんです。
絵を見るという視覚的な集中力と、声を聴くという聴覚的な集中力、どちらも使うとなるとそれなりに疲れます。
子どもなので、疲れたら眠くなりますよね。
その疲れを利用し、眠りに誘っていくんです。
子どもの好きな絵本を1冊選んでもらい、寝室に誘うというのも良いですね。
しかし、ここで注意しておきたいことがあります。
- 興奮しそうな絵本は避ける
- 短すぎず長すぎない絵本を選ぶ
- 子どもが好き過ぎる絵本は避ける
寝る前に興奮してしまうと、寝る態勢を作った意味がありません。
短すぎや長すぎると「つまんない」
となり、追加の絵本を要求されたり集中して絵本を見てくれなくなります。
子どもが好き過ぎる絵本になると「もう一回」
とキリがなくなり、途中で終わりにすれば不機嫌になって眠れなくなることも考えられます。
こういった絵本を選ばないように大人がコントロールすることも必要です。
例えば、上記を避けた絵本を3冊ほど大人が厳選し、その中から子どもに選んでもらうとどうでしょう。
大人は避けたい絵本を避けられますし、子どもは自分で選ぶという欲求も叶います。
少しコントロールするだけでスムーズに寝られるようになりますよ。
絵本選びもたくさんの絵本の中からチョイスするとなれば子どもだと時間がかかるものです。
時間短縮のためにも少しのコントロールが重要です。
リラックスマッサージをする
リラックスマッサージの1番の目的はスキンシップです。
トントンされるのを拒否したり抱っこされるのを拒む子っていますよね。
それは『寝かしつけられる』
という行為がなんとなく嫌だからとぴょんすけは思っています。
だけど本来、子どもはスキンシップは大好きなんです。
大人に触れてもらうと自然と安心感が生まれるものです。
マッサージにすればスキンシップを取ることができ、また眠りに誘うこともできます。
最初のうちは手のひらを揉んであげたり、指を軽く引っ張ってみたりとゆるいスキンシップから始めましょう。
「くすぐったい」
と言いながらキャッキャと笑って興奮してしまうようならその日はやめましょう。
次の日も同じようにマッサージを始め、興奮しそうならやめます。
大丈夫そうなら少しずつ時間を延ばしていきます。
慣れてきたらベビーオイルなどを使い、足などをゆっくりマッサージしてみましょう。
赤ちゃんでもベビーマッサージは効果があります。
講習などもありますので、興味のある方は受けてみるのも良いですよ。
子どもにはあくまでも「マッサージ」と伝え、寝かしつけるための行為ではないことを認識してもらいましょう。
年齢が大きければ「少し目を閉じると雲の上にいるみたいで気持ちいいよ」なんて声をかけて目を閉じるように促せば、そのまま寝ちゃうかもしれませんね。
子ども寝かしつけ時間をかけないコツは?
寝かしつけに時間をかけないコツは寝るまでのルーティンを作るに限ります!
いつも同じようなリズムで過ごし、寝るまでの動きをルーティン化することを意識しましょう。
これは昼寝でも同じことが言えます。
日中は外に出て体を動かして遊び、昼食を済ませたら寝室に入るという流れを作ります。
これを繰り返すことで『昼食を食べたら寝るんだ』
ということが子どもながらに習慣化されていきます。
しかし、現実は厳しいですよね。
兄弟がいれば動きが違って、昼寝の時間がズレることもあります。
時にはお友達と出かけることだってありますよね。
その日がズレてしまったらそれはもうしょうがないです。
でも、ずっとズレ続けては困りますよね。
なので2、3日かけて徐々にリズムを戻していきましょう!
最初にルーティン化していれば、子どもは体でリズムを覚えています。
寝る前に必ずやることを決めておくと良いですね。
例えば、寝る部屋の電気を子どもと一緒に消す等どうでしょう。
あまり触れないボタンを押す行為は、子どもにとってはワクワクするものです。
子どもにとっては高い位置にあるボタンを大人が抱っこして一緒に押すとなれば、寝る前のスキンシップにもなります。
暗い部屋に入ったら寝ることを体で感じていれば、子どもはすんなり寝るようになりますよ。
子ども自身が寝ることを意識し、体で感じながら習慣にしていくことが大切になります。
子ども寝かしつけ何歳まで必要?
子どもの寝かしつけは何歳まで必要かというのは、結論から言うと子どもそれぞれです。
大体のお子さんは小学生を前に1人で寝ることを意識し、自ら布団に行くようになります。
年齢で言うと5、6歳です。
寝かしつけは必要なくとも1人で寝るのは怖い、不安、嫌だ、と言うお子さんも少なくありません。
そうなると一緒に布団に入り、子どもが寝付くまで横にいることになります。
すぐ寝る時もあるけど、おしゃべりが止まらなくなって結局30分くらい一緒に布団にいることもあるわ。
布団の中でコソコソとスマホをいじってやり過ごすの。
早く寝ないかなーっていつも思っちゃうわ。
ぴょんすけにも小学生前の息子がいますが、今でも一緒に布団に行きます。
ただひたすら寝るのを待つのは、それなりに負担ですよね。
子どもが自ら一人で寝ようとなるには、子どもの気持ちを待つことも一つの方法です。
大人が少し介入すれば、一人で寝るようになる日が早くなるかもしれません。
その方法はこちらです!
- 子ども部屋のものを子どもと一緒に選ぶ
- 子どもが布団に一人で居られる時間を少しずつ延ばしていく
一つずつ見ていきましょう。
子ども部屋のものを子どもと一緒に選ぶ
小学生くらいになると子ども部屋を用意し、1人で寝られる環境作りをする人もいますよね。
もし子ども部屋を用意する予定があれば、子どもと一緒に部屋に置くものやベッドなどを選んでみてください。
“自分の部屋だ”という認識を持つことで、子ども自身が1人で寝るイメージを持つことができ、自ら1人で寝てみようと思えるようになります。
子どもが布団に一人で居られる時間を少しずつ延ばしていく
子ども自身に変わる様子がなければ、少し大人が誘導する必要もあります。
今まさにぴょんすけが実践している方法はこれです!
最初は寝るように寝室へ誘導し、一緒に行くそぶりを見せます。
一緒に部屋には行くのですが、子どもが布団に入ったことを確認したら「ママ洗濯物畳むの忘れちゃったからちょっと待ってて」
と何かしら理由をつけてその場から離れるのです。
最初から長い時間離れてしまうと、次に同じことをした時に『また戻ってこないんだろう』
と信用を失い、「嫌だ、一緒に行く」
なんて言い出しかねません。
なので短い時間、5分程度でしょうか。
そして、寝室に戻り「ちゃんと待っててくれたね、偉い!」
などと言い、その日は一緒に寝ましょう。
こんなことを数日かけて繰り返すのです。
時には1日のうちに何回か寝室に戻って見に行くパターンもありです!
最初は5分からスタートし、まだ起きていそうなら「もう少しで終わるからね」
と声をかけてまた寝室から離れます。
そこからは10〜15分延ばしてみても良いです。
もう一度様子を見にいき、寝ていないようだったら「待っててくれてありがとう」
などと言いながら一緒に寝ましょう。
徐々に時間を延ばし、一人で布団にいる時間を長くしていくといつの間にか一人で寝落ちしている日が来ます。
そんな日には、「あの後お部屋に行ったんだけど、一人で寝てたね。寝られるんだ!」
と大袈裟にではなく、さりげなく言いましょう。
さりげなく言うことで『一人で寝ることってそんなに大したことなかったな』
と子どもが自ら思うことで、一人で寝ることが習慣化されやすくなります。
大人が大袈裟に言うと「今度から一人で寝るね!」
という成功パターンもあるかもしれませんが、もしかしら褒めてもらいたいという気持ちの方が優先した一時の行動かもしれません。
その一時の感情が満たされてしまえば、振り出しに戻ってしまうかもしれませんね。
お子さんの性格や行動パターンによっても対応は変わってきますが、こんな方法もあるということだけは知っていてほしいです。
まとめ:子ども寝かしつけの方法は?
子ども寝かしつけの方法はどうしているのか?
時間をかけないコツや何歳まで必要なのかも紹介してきました。
子どもの寝かしつけの方法は、
- 眠りに入りやすい音楽をかける
- 絵本の読み聞かせをする
- リラックスマッサージをする
とありました。
また、時間をかけないコツには寝るまでのルーティンが大事なこともわかりましたね。
寝かしつけが必要な年齢は大体5、6歳までと言いましたが、子どもそれぞれです。
子どもだって成長し、いつかは一人で寝るようになります。
今の時期しか一緒に寝てくれないと思えば、それも愛おしい時間に感じるかもしれませんね。
お子さんと適度な距離を作り、互いに負担のないように過ごせるのが一番だとぴょんすけは思います。
子どもの寝かしつけが素敵な思い出になることを願います。
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