保育園に通うようになると今まで無意識に使用していたものにでも、保育園のルールによっては禁止になるものもあります。
その一つに飾り付きのヘアゴムが禁止されているという声が多く聞かれています。
「せっかくだからかわいいヘアゴムで結んであげたい」
と思うのは親心ですよね。
しかし、そのヘアゴムに誤飲してしまう可能性があるとしたらどうしますか?
- 保育園で飾り付きのヘアゴムはなぜ禁止されるのか
- 誤飲してしまう可能性があるというのは本当なのか
- 保育園で使用しても良いヘアゴムはどんなものか
- かわいいおすすめのヘアゴムがわかる
元園長のぴょんすけが飾り付きヘアゴムが禁止されている理由や、保育園でも使えるおすすめのものを紹介します!
ぜひ最後まで見てくださいね。
保育園ヘアゴム飾り付きは禁止?
結論から言うと、保育園で飾り付きヘアゴムは禁止されているところがほとんどです。
場合によっては、飾り付きなものでも良しとされるものもあるようですが、その判断は保育園に任されています。
また、幼稚園であればOKとされているところもあるでしょう。
ある程度の年齢になれば、自らヘアゴムで髪を結ぶこともできますし、管理することもできます。
乳児もいる保育園では紛失の可能性や壊れてしまった時の責任問題のことを考え、飾り付きヘアゴムを禁止せざるを得ないと言えます。
そもそもヘアゴムで髪を結ばないとダメ?
うちの子は結んでもすぐとっちゃうし、意味がない気がするけど…。
確かに1、2歳くらいのお子さんだと髪を結ぶことに慣れておらず、自ら取ってしまうことが多いですよね。
そもそもヘアゴムで髪を結ばないといけない理由はなんでしょうか?
ヘアゴムで髪を結ぶ理由
ヘアゴムで髪を結ぶ一番の理由としては食事にあります。
離乳食後期ごろにもなれば手づかみ食べが始まり、自らご飯を食べるお子さんもいます。
この時期の子ども達に必要なのは“キレイに食べること”ではなく、“食事を楽しむこと”にあります。
そのため、顔の周りにはご飯粒やお味噌汁などでぐちゃぐちゃになることは当たり前になります。
子どもたちが自ら食べる楽しさを感じたり、食感や手で触った時の柔らかさ固さを感じている姿を保育士たちも見守ります。
そんな中、髪の毛が目にかかっていたり、ご飯粒が髪の毛に付いているのを取ったりと保育士が動くことで子どもたちの食事への集中力は奪われてしまうのです。
せっかくごはんをたべてるのに、さわらないで〜!!
子どもの気持ちや成長の邪魔にならないためにも、髪の毛を結ぶことは必要なことでもあるんですね。
他にも目にかかる前髪は目の中に入ると眼球を傷つけ、目を悪くします。
ひどい時には結膜炎を起こし、治療が必要になる場合もあります。
子どもの集中力の妨げになったり、怪我の要因になったりすることを考えると顔の周りにかからない程度に髪を切ることも考えてみる必要があるかもしれません。
ヘアゴムでなくヘアピンはOK?
食事で髪の毛が邪魔にならないようにするためなら、ヘアゴムじゃなくてヘアピンでもいいわね!
確かに食事中に髪をとめるだけならば、ヘアピンでも有効ですよね。
子どもの髪は細くてまとまりにくいです。
ヘアピンをした状態で食事をしていると、スルスルと落ちてきてしまい、付け直しを繰り返すことになります。
これでは、また子どもたちの食事の邪魔になってしまいます。
ヘアピンが前髪からずり落ち、子どもの目に当たりそうになっていたというケースもあります。
怪我をする可能性があるものを保育園ではなるべく避けたいと考えるのは当たり前ですよね。
ヘアピンはヘアゴムよりも子どもたちの興味を惹きます。
そして、ヘアピンがついた友達の頭は同じ目線の子どもには手が届きやすく取りやすいです。
例えば、Aちゃんが付けていたヘアピンを気付かぬうちにEちゃんが取ってしまい、Aちゃんの真似をして髪に付けようとしていたとします。
一見、微笑ましい姿にも思えますが、先の尖ったヘアピンや硬い素材で作られているものだと顔や目を傷つける可能性があります。
食事中以外のトラブルも考え、ヘアピンは避けた方が良いでしょう。
3歳以上の幼児さんになっても同じようなことは考えられます。
また、かわいいヘアピンを持っていると知らぬうちに友達同士で交換をしたりプレゼントしていたりと後々トラブルになる場合もあります。
子どもの人数が多い保育園では特に、このようなトラブルも多く、禁止に繋がっていると言えます。
保育園ヘアゴム誤飲の可能性がある?
保育園でヘアゴムを誤飲してしまう可能性は大いにあります。
うちの子は幼児さんのクラスだし、髪の毛結んでるから大丈夫でしょう?
誤飲なんて考えにくいわ。
保育園は基本的に0歳児クラスのお子さんなら0歳児クラスの部屋で過ごし、幼児さんなら幼児さんのクラスで過ごすことになっています。
しかし、保育園の方針によっては全年齢で関わりを持てるような縦割り保育と呼ばれるものを取り入れているところもあります。
また、朝の受け入れ時間や遅い降園時間には全年齢同じ部屋で過ごすようになってるという保育園もあるでしょう。
大きく言うと玄関やホールなど、全年齢共有スペースはあります。
そこに飾り付きヘアゴムが落ちていれば、視線の低い乳児さんの目にはすぐ入ってくるでしょう。
興味を持って遊んでいるうちに口の中へ運ぶ可能性は十分に考えられます。
保育士たちは常に子どもたちの安全を考えて行動し、目を配っています。
しかし、人間ですから見落とすこともあれば、見切れない部分が出てくることもあります。
子どもたちを危険から守るためにも禁止事項を作らないといけないこともあります。
集団行動をしていることを今一度頭に置き、危険を理解した上で判断していきたいですね。
シリコン製ヘアゴムは危険?
飾り付きでなくてもヘアゴム自体に誤飲してしまう可能性はあります。
特に誤飲してしまう可能性が高く、危険とされるのがシリコン製のヘアゴムです。
小さくて細いシリコン製のヘアゴムは子どもの口に入りやすいです。
また、切れやすく気付かぬうちに床に落ちているということがあります。
そして何よりも見つけにくいのが難点です。
探し出せずにそのまま放置し、子どもが見つけて口に入れるというケースは非常に多いです。
すぐに飲み込むことは出来ず口の中でいつまでもモゴモゴさせていたり、時には歯の間に挟まることもあります。
親としては結びやすく、使い勝手の良いシリコン製のヘアゴムですが、保育園での使用は避けるべきと言えるでしょう。
保育園かわいいおすすめのヘアゴムを紹介!
保育園にだって少しでもかわいくしてあげたいと思いますよね。
女の子なら特におしゃれに気を遣い、かわいくして欲しいと思うはずです。
子どもの髪の毛って細くて結びづらいのよね。
何かおすすめのヘアゴムってあるのかしら?
ぴょんすけが保育園で使えるおすすめのヘアゴムを紹介します!
おすすめのヘアゴムリストはこちら!
- カラフルな輪っかヘアゴム
- パイル地ヘアゴム
- ポコポコヘアゴム
- 極細ゴムで手作り(3歳からのお子さんにおすすめ)
どのヘアゴムもカラフルな色やシンプルなもの、好みの色を選ぶことができます。
子どもの細い髪でも結びやすく、解ける心配もありませんよ。
100均でも手に入れることができますので、探してみてくださいね!
極細ゴムでかわいい手作りヘアゴム
手作りヘアゴムもとても簡単にできるんですよ!
作り方を見ていきましょう
- まだ輪っかになっていない状態の極細ヘアゴムを3本用意します
(色はお好みで!おすすめはカラフルに3本違う色) - まとめた3本のゴムの先を結び、テーブルにテープで固定します
- そのままゴムを三つ編みにしていきます
- 輪っかにした様子を見て、好みの長さになったら端を結びます
(先を結ぶので少し長めにしましょう) - 端と端を固結びしてハサミで切ったら完成!!
とっても簡単ですよね!
数本束ねたゴムを輪っかにし、結んだ先をリボン結びすれば飾り付きなしのリボンヘアゴムにもできますよ。
ゴムの太さや長さが出てしまうので、1、2歳のお子さんには不向きかもしれません。
3歳以上の幼児さんになると髪の量も増え、結びやすくなると思います。
カラフルなゴムの方が子どもたちも「かわいい」と喜びますよね!
床に落ちても目立ちやすいので、保育園側もメリットだったりします。
まとめ:保育園ヘアゴム飾り付きは禁止?
保育園ヘアゴム飾り付きは禁止?
誤飲の可能性やかわいいおすすめのヘアゴムを紹介してきました。
飾り付きヘアゴムはほとんどの保育園では禁止されています。
誤飲してしまう可能性や破損、紛失のことを考えると禁止せざるを得ないと感じています。
飾り付きでなくてもかわいいおすすめのヘアゴムはあります。
「今日はどのゴムの色にしようか?」
とお話しながら一緒にゴムを選び、髪を結んでもらう触れ合い時間があれば飾り付きのヘアゴムなんて必要ないのかもしれません。
カラフルなゴムで気分を上げて保育園に行くのもいいですね!
ぜひいろんなヘアゴムを見つけてみてくださいね。
入園後のお悩みに多い、についての記事もあります。
よろしければ合わせてご覧ください。
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