『幼稚園育ちは上品で保育園育ちは育ちが悪い』
そんなことを聞いたことはありますか?
そんなことを聞いたら「保育園はダメなの?」
なんて思ってしまう人だっていますよね。
なぜ、そんなことが言われるのでしょう。
幼稚園育ちと保育園育ちでは違いがあるのでしょうか?
また、将来はどうなるのか気になってしまいます。
- 幼稚園育ちは上品で保育園育ちは育ちが悪いのか
- 幼稚園育ちは上品で保育園育ちは育ちが悪いと言われる理由は何か
- 幼稚園育ちと保育園育ちで違いはあるのか
- 幼稚園育ちと保育園育ちで将来はどうなるのか
幼児教育系の学校に通っていたぴょんすけには幼稚園で働く友達もたくさんいます!
私から見た幼稚園育ちの子と保育園育ちの子を皆さんにお伝えしていきますね。
よろしければ最後まで見ていってください。
幼稚園育ちは上品で保育園育ちは育ちが悪い?
結論から言うと、決してそんなことはありません!
幼稚園で育ったからといって全員が全員、上品であるわけがありません。
保育園で育ったからと言って、育ちが悪いと言われるのもおかしな話です。
子どもたちは一人ひとり個性があり、生まれ育った環境が違います。
そんな子どもたちを幼稚園で育ったからとか、保育園で育ったからという理由で上品か育ちが悪いかなんて決められるわけがありません。
しかし、一部では「あの子は幼稚園育ちだから(保育園育ちだから)」
と言われるようなことがあるというのが現状です。
ではなぜ、そのように言われることがあるのでしょう。
理由はいくつかあるようです。
- 幼稚園では学びをメインにしているから
- 幼稚園は規律がしっかりしているイメージがあるから
- 保育園は共働きの親が多く教育が行き届いていないように見えるから
- 保育園はただ遊んでいるだけというイメージがあるから
詳しく見ていきましょう。
幼稚園では学びをメインにしている
そもそも幼稚園と保育園では施設の目的が違います。
就学前の学びを導き、より自立心を促していくのが幼稚園。
人間性を育み、自身で考えて行動する力を養うのが保育園。
ぴょんすけは幼稚園と保育園の違いをそう認識しています。
つまり幼稚園は学ぶ時間が多いんです。
座学といった座って何かに取り組む時間も多く、集中力が養われます。
絵を描く、英語を学ぶ、制作活動をする、などの時間が設けられ、子どもたちはその時間になると決められた場所に座って活動に取り組みます。
子どもたちの前に立つ先生の話を聞くことや、目の前にある道具を使って活動に取り組む姿はまさに小学校と同じスタイルですよね。
就学前の子どもが座って話を聞いていれば、確かに上品とは言えるかもしれませんね。
幼稚園は規律がしっかりしているイメージがある
幼稚園は基本的にその日に行う活動が明確に決まっています。
小学校でいう時間割のような感じです。
決められた活動に対してどういう動きをするのか、子どもたちはその動きを先生に習います。
例えば、絵を描く活動になったとします。
自らのロッカーにあるスモッグを着て、クレヨンを持って席に着くという一連の動作を教えてもらえば、次から同じように出来ます。
迷う子がいた時にだけ先生が助言やサポートをし、導いていきます。
これを繰り返していけば、子どもたちは自ら行動できるようになります。
また、発表会や運動会などの行事にも幼稚園は力を入れています。
親御さんたちに成長した姿を見せるとなれば、練習をなん度も重ね、子どもたちに指導していきます。
中には整列をして、一人ずつ名前を言うような場面もあるでしょう。
このような機会も多いため、規律はしっかりしていると言えます。
子どもが自ら考えて行動してもらうと言うよりは、先生が言ったことに対してどう行動するかを考えることが強い印象です。
言われたことに応えて行動できる子どもの適応力や順応性には感心します。
保育園は共働きの親が多く教育が行き届いていないように見える
保育園に通っている子たちの大半の両親は仕事をしています。
両親が外勤で働く人も多く、19時過ぎてからお迎えになる子も珍しくありません。
その印象も影響し、教育が行き届いていないように思われがちですが、そんなことは決してありません。
近年、保育園でも小学校入学を目指し、年長児クラスになる頃から昼寝をやめ、
座って活動する時間などを設ける取り組みも行われています。
保育園から小学校では活動内容に大きな差があることは事実です。
その差に混乱する子も中にはいます。
そんな混乱を避けるためにも、保育園でも小学校入学を意識する取り組みは少なからず行われています。
他にも外国人の先生が訪問する日を作り、英語に触れ合う場を設ける保育園もあります。
習い事教室と連携し、希望者には月謝制で保育園に来園した教室の先生から授業を受けられるシステムを導入している保育園もあります。
保育園は教育が行き届いていないとされるのは、もう過去の話なのかもしれません。
保育園はただ遊んでいるだけというイメージがある
確かに遊びがメインの保育園ですが、その遊びの中にも学びはあります。
幼稚園のような規律制はないかもしれませんが、その分自分で考えて行動する力を身につけています。
保育園でも発表会などの行事はありますが、強制的に参加させるようなことはせず、子どもの気持ちを尊重することが多いように感じます。
その分、なぜ参加したくないのか、なぜ参加すると良いのか、を保育士が子どもと一緒に考え、少しでも参加できるように促していきます。
そういった面では、心の育ちのような部分は保育園育ちの方が養われているかもしれません。
反面、参加できなかった子がいれば「あの子はダメ」
と言われることもまた事実です。
保育園育ちは育ちが悪いと言われるのは、こういうことからなのかもしれません。
それでも子どもなりに参加したくない気持ちを主張し、行動に移せる芯の強さは評価するべきと感じています。
年長児クラスでは協調性や社会性を養う目標が設定されることもあります。
幼稚園とはアプローチの仕方が違えど、小学校に向けて必要な力を身につけられるように促しています。
幼稚園育ち保育園育ち違いはある?
私も働くことになるし、子どもは保育園に行かせることになるわね。
でも、幼稚園との違いってあるのかしら?
やっぱり幼稚園の方がいいのかな…。
幼稚園育ちと保育園育ちで違いがあるかと言えば、正直なところあると言えます。
先ほども話したように施設の目的が違うということは、子どもたちがいた環境に違いがあると言うことです。
環境が違えば、子どもたちの育ちに違いが出ます。
しかし、その違いは決して大きくありません。
子どもは柔軟性があり、吸収力がとても良いです。
幼稚園で育とうが保育園で育とうが、同じ舞台に上がれば同じ子どもです。
最初こそ違えど、自分の学んだことや個性を活かしながら逞しく生きていきます。
幼稚園育ちと保育園育ちの違いを気にする必要はありません。
そして違いを気にして比べる必要もありません。
たくさんの愛情を受け、子どもが自分らしく育つことができるなら育った場所はあまり関係ないとぴょんすけは思っています。
幼稚園育ちと保育園育ちの違いに悩む必要はありませんよ。
大切なのは子どもが困難に直面した時、大人がどうサポートしていくかだとぴょんすけは思います。
幼稚園育ち保育園育ち将来はどうなる?
幼稚園育ちだろうが保育園育ちだろうが、子どもの将来がどうなるのか心配・不安になったりするのは親として当たり前のことです。
正直、将来がどうなるのかなんてわかりません。
幼稚園育ちだからと言って、立派なお医者さんになれるかと言ったらそうとは限らないでしょう。
保育園育ちだからと言って、大きな会社の社長になれないなんてことはないですよね。
子どもが育っていく中で何に興味・関心を持ち、それを将来役立てるのか未来を予測することなんてできません。
ですが、興味・関心を伸ばすために親としてサポートすることはできるはずです。
子どものことをよく観察し、何が好きなのか、得意なことは何なのかを見極めるとそれが将来に繋がることもあります。
逆に子どもの苦手なこと、不得意なことを把握していれば、周囲に「うちの子はこれが苦手なの」
と伝えることができ、理解も得られます。
子どもが小さいうちは自分の苦手なことを伝えるのが難しかったりしますもんね。
ちょっとした大人のサポートが子どもの将来に関わってくるとぴょんすけは思います。
サポートのし過ぎは子どものためにならないこともあります。
どんなサポートが必要なのか、本当にサポートが必要なのかも考えることが重要です。
ちなみにぴょんすけは小学校に上がるまで引っ越しを繰り返し、幼稚園も保育園も経験しました。
昔の話になるので、今とは少し違うかもしれませんが、ぴょんすけにとっては幼稚園も保育園もそんなに違いはありません。
幼稚園では行事に力を入れ、積極的にやりたいことにチャレンジした子だったと思います。
保育園では一緒に入園した兄弟の寝かしつけを手伝った記憶があります。
今思えばどちらの経験もぴょんすけにとっては人格を作る一つの経験だったと言えますね。
まとめ:幼稚園育ちは上品で保育園育ちは育ちが悪い?
幼稚園育ちは上品で保育園育ちは育ちが悪いのか?
幼稚園育ちと保育園育ちの違いや将来はどうなるのかをお伝えしてきました。
幼稚園育ちだから上品で保育園育ちだから育ちが悪いなんてことは決してありません。
あくまでも大人の勝手なイメージや感じ方にすぎません。
違いや将来どうなるのかに不安を感じ、幼稚園か保育園の入園を迷う方がいましたら、そんな心配はいらないと強く伝えたいと思います。
大きな違いもありませんし、将来は子どもたちが自身の力で勝ち取っていきます。
時には大人のサポートは必要だということは忘れずに、子どもを見守ってほしいと思います。
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